# エグゼクティブサマリー — 打ち出の小槌 Mobile

> 作成日：2026-04-22　バージョン：1.0

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## 1. 背景と機会

国内EC市場は2023年度に22.7兆円（経済産業省調査）を突破し、年率10%超の成長が継続している。その一方で、EC事業者の担当者がオフィス外で迅速に意思決定を行うための手段は依然として限られており、PCダッシュボードへのリモートアクセスや雑多なExcelファイルの運用が常態化している。

モバイルファーストが当たり前となった現在、EC専用CRM/MAをスマートフォンネイティブで操作できる環境へのニーズは急増している。自社独自調査（2025年11月、n=312名のEC担当者対象）では、**68%が「移動中・外出先でのKPI確認・配信操作に不満を持つ」**と回答した。

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## 2. プロダクト概要

**打ち出の小槌 Mobile**（以下、本アプリ）は、EC/通販特化CRM「打ち出の小槌」の公式スマートフォンアプリ版である。既存の本体システムが蓄積した**950社・2,000億円超の購買データ資産**と10年間のドメインノウハウを基盤に、以下の主要機能をモバイルに最適化して提供する。

| 機能カテゴリ | 主な機能 |
|---|---|
| KPIダッシュボード | 売上・LTV・RFM指標のリアルタイム閲覧 |
| セグメント配信 | プッシュ通知・メール・LINE一括配信の承認・送信 |
| LTV分析 | 顧客コホート別収益貢献シミュレーション |
| AIアクション推奨 | 配信タイミング・オファー内容のAI提案と1タップ実行 |
| アラート通知 | 離脱リスク顧客・売上急落の即時プッシュ通知 |

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## 3. ターゲットと提供価値

### ターゲット

- **主要ターゲット**：年商3億円〜50億円規模のEC事業者。既存の「打ち出の小槌」導入企業950社がアップセル対象となる。
- **拡張ターゲット**：新規CRM導入を検討中の中堅EC事業者（モバイル対応を選定条件とする層）

### 提供価値（バリュープロポジション）

1. **時間の解放**：移動中・商談間隙にKPIを把握し、施策の承認・実行が完結する。会議前のダッシュボード確認工数を平均40分／日削減（社内β試験値）。
2. **機会損失の防止**：AIアラートが離脱リスクを即時検知し、外出先でも施策を即実行。平均1.3日の施策着手遅延をゼロに近づける。
3. **現場への権限委譲**：承認ワークフロー機能により、マネージャーが外出中でも現場担当者の配信アクションを遠隔で承認・差し戻しできる。

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## 4. 事業インパクト見込み

| 指標 | Year 1 | Year 2 | Year 3 |
|---|---|---|---|
| 有料契約社数 | 150社 | 380社 | 720社 |
| MRR（月次経常収益） | ¥9.0M | ¥25.0M | ¥52.0M |
| ARR（年次経常収益） | ¥108M | ¥300M | ¥624M |
| 既存顧客アップセル率 | 15.8% | 32.6% | 52.0% |
| NRR（ネットレベニューリテンション） | 115% | 122% | 128% |

既存950社へのアップセルを主軸に、新規獲得を補完する戦略により、**3年累計ARR 1,032百万円**の達成を見込む。初期開発投資の回収期間は**約18か月**を想定する。

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*本資料は社内検討用ドラフトです。数値は推計値を含みます。*
